誰でもできる、スマホ1つの写真術

お金も専門知識も必要なし!お手軽に楽しめる、感動を記録するための写真術。


今や誰もが持ってるスマートフォン。そしてそれに必ずついているのがカメラ。
スマホカメラはいつでも簡単に写真が撮れる反面で、見たままの感動を鮮やかに残したり、ぼかし等のテクニックを使ったりするのはいわゆる一眼レフとかのいいカメラ使わなきゃできないんでしょ…?などと思っている方も多いはず。

そこで今回は、スマホ1つで撮(って加工まです)る写真術を拙いながら少しご紹介しようと思います。加工は賛否が分かれるところでもあるようですが…旅で絶景に出会ったときの感動とか、やっぱり記憶のまま綺麗に残したいじゃないですか。…という自己満スタンスでいきますのであくまでご参考程度に。

また、「本格的なカメラ」をざっくりと総称した「一眼レフ」という呼び方にも実は問題があるのですが、カメラの世界は本当に奥が深く書ききれないので、今回はあくまでスマホカメラに絞ってお話ししたいと思います。カメラの正しい呼び分け方等についてはこちらのサイトさんが分かりやすいです。http://blog.skymapnote.com/?p=67



スマホカメラで出来ない事
軽く見られがちなスマホカメラですが、最近どんどん進化しているんです。(かなり大雑把に、一般の人が使用する機能に限って言えば、)一眼レフにできてスマホカメラに出来ないことはシャッター速度の調節と、月や星をはっきり撮ることだけです。シャッター速度を変えられるカメラには、暗いところでも撮れる・光を集めてキラキラした夜景が撮れる・水を止めたり(水しぶき)、流したり(糸のように)できるというような強みがあります。
こういった写真は今のところスマホで撮るのはかなり困難か、不可能といえます。ちなみに花火は結構撮れます。
(一眼レフで撮った例)


ピント合わせ
「ぼかし」も一眼でしかできないんじゃないの…?と思った方もいらっしゃるでしょうか。
意外とできちゃうんです。もちろん「絞り」が設定できるカメラのほうが良いに越したことはないですが、これができるとスマホで撮れる写真の幅がぐっと広がりますね。こんな写真だってiPhoneで撮れます。(しかも当時5s)
やり方はいたってシンプル。近くの被写体にピントを合わせるだけ、です。

ちなみに接写のほうが上手くぼけやすいです。1発では難しいですがしばらく頑張れば撮れます。

ピント合わせに関連してもう1つ。
これはご存知の方も多いとは思いますが、ピントを合わせる場所で明るさの調節ができます。フレームの中で明るい所にピントを合わせると暗く、暗い所に合わせると明るくなります。これは知っておくと便利です。普通の明るさ調節の機能と併用しながら色々試してみてください。


加工のススメ
スマホの便利な点のひとつに、撮った写真をそのまま簡単に加工できるということが挙げられます。ここでは私のおすすめ無料加工アプリも紹介しつつ、不自然にならない加工のアドバイスをしていきます。

印象的な写真に仕上げるうえで大切なことは、その写真を「どんな風にしたいかという方向性」をもつことです。やわらかい感じ、冷たい感じ、懐かしい感じ、、、というふうに。また、「この景色は赤の鮮やかさがとても印象的だったな」というように、何を際立たせたいのかをはっきりさせておくのも有効です。
実際の例を見てみましょう。加工前の画像と比較してみてください。
(←before     after→)

(加工前の画像が残っていませんでしたが同じ時に取ったものです。)

…結構変わりますよね。私は普段、自分が見た色・感じた印象をその通りに再現したいと思って加工しているので、それを超える過剰さでなければ良いかなというのが自己判断の基準です。

主に使っているアプリは2つ。
・iPhoneプリインストールのアルバム(虹色のお花?のやつです)
・LINE Camera

カメラロールは彩度の変更とフィルターをかける作業で使っています。どちらも後述のLINE Cameraでもできる作業ですが、特に彩度調節はカメラロール→編集マークから行う方が個人的にやりやすいです。
LINE Cameraは機能が充実しており、フィルターも多様な目的に対応したものが揃っていて使いやすいです。
このアプリを使ってもぼかし加工をすることができますが、一眼レフで撮ったみたいな上級者っぽい写真にしたーい!という場合の用途では不自然になってしまうのであまりおすすめできません。その他の用途のぼかしでは非常に便利です。

彩度についてひとつ。彩度を上げると写真の色が鮮やかになって目を引く印象的なものに仕上がります。が、何事もやり過ぎは禁物。えらいことになります。
(彩度MAXの例)

個人的には植物の緑色が不自然にならない程度を目安にしています。でも結局は個人の好きなようにやればいいんです。

また、「夕焼け空の赤いところだけもっと燃えるように赤くしたい…」「海の青さだけもうちょっと鮮やかさがほしい…」というようなもどかしさを感じたときに便利なのが、Photoshop Fixというアプリ。指でなぞって部分的に彩度を上げ下げすることができます。他にも写り込んでしまった邪魔なモノを編集で消すことができたりと、無料ながらかなり本格的です。


おまけ:ワンタップでアーティスティックに加工してくれるアプリ「Prisma
こちらはちょっと変わった加工アプリ。色々と試していると面白い発見があるので、興味のある方は遊んでみてくださいね。


食べ物編
最後に、食べ物をおいしそうに撮るコツをご紹介します。ぜひ日常で実践してみてくださいね。

コツその①、近づく
これが大半を占めると言っても過言ではない…はずです。可愛らしいプレートランチとかは別として、真上から全体を撮るのはあまりおすすめできません。お皿の一部がフレームから出るくらいに、食べ物の質感が写るくらいに近づくとおいしそうに撮れます。

コツその②、暖色系のフィルターをかける
ここでまたも登場するのがLINE Camera。このアプリのdeliciousフィルターはかなり有能ですのでぜひお試しあれ。他のアプリやフィルターを使用する際も、寒色はいけません。違いは歴然。

ここまで非常にざっくりとお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。

写真とは自由で楽しいものです。上手くないから…と撮らないでいるよりは、ぜひ感性を自由に発揮して楽しんでみてください。たくさん撮ればみるみる上達します。しかし、美しいものを見たときはファインダーやスマホの画面越しばかりではなく、しっかりと心にも刻みつけたいものです。


(文・写真  煙山佳奈)