おしえて!世界の「割り勘」事情

恋人と、あるいは気になるあの人と雰囲気のいいレストランで食事を楽しむ…。そんなとき、割り勘はアリ?ナシ?世界各国でデート時の会計について調査してみました。

 

恋人と、あるいは気になるあの人と雰囲気のいいレストランで食事を楽しむ…。そんなとき、割り勘はアリ?ナシ?世界各国で、デート時の会計について調査してみました。

 

台湾

「ナシではないけれど、男性が出すことのほうが多い」

日本ではデート時の割り勘は以前に比べて一般的になってきましたが、台湾ではそれに比べ男性が払う機会が多いよう。台湾には「公主病(またの名をプリンセス症候群)」ということばがあり、自分がまるでお姫様であるかのように扱われることを当然と思い込んでいる女性を指すのだそうです。突然の予定変更は当たり前、送り迎えも当然、学生同士のカップルだと、自宅で勉強している女性に男性がごはんを買って届けてあげることも…まるでプリンセスと召使の関係であることから、この名前で呼ばれるようになったそうです。もちろん、すべての台湾の女性が「公主病」なわけではありませんが、台湾では日本に比べて女性の権限が強いことが多いようです。

 

 

メキシコ

「男性が出すことも多いが、女性が出すことも普通」

基本的には、恋人同士であれば男性が多く出すことが多い様子。しかし、奢らなければ男がすたる!というような認識はないようで、女性が「今日は私が出すよ」と言えば男性も「じゃあ今日はおねがい。ありがとう」とすんなり受け入れるようです。感覚的には日本人にとても近いですが、日本よりは男女間の出費額の差異は少ないのかもしれません。男女間のスキンシップが多いメキシコ、デート中は駅だろうと道端だろうとおかまいなしにキスを交わすのだとか。「うち」と「そと」を明確に区別する傾向のある日本人とはすこし違った感覚を持っているようです。

 

 

フィリピン

「男性が払うことが多いが、そもそもあまり外でデートをしない」

フィリピンでは「Ligaw(リーガオ)」という習慣があり、男女が交際をスタートさせるまでには長い時間が必要。男性が女性の家まで花束を持っていったり、両親に挨拶をしたりしてはじめてデートに発展します。日本で見られるように「2〜3回デートして告白し、付き合ってからお互いのことを深く知っていく」というよりは「何度も会い、ことばを交わし、お互いを深く知り合ってから付き合う」スタイルが多いのだそう。それゆえ長続きするカップルも多く、大学生で10年間同じ人と付き合っている人も。日本では付き合って1年目をお祝いするカップルも多いですが、フィリピンでは1年なんてまだまだ短いほう。お互いをよく知り合ってから交際をスタートするので、そのぶん長続きする傾向があるようです。

 

 

スイス

「若い人たちは割り勘にすることが多い」

デートでの割り勘はごく一般的なことのよう。この習慣は、男女が交際をスタートする際に日本でいうところの「告白」をすることが少なく、なんとなく仲良くなり、デートを重ねて仲を深め、ほんとうにこの人だとなってはじめて互いが特別と言葉で伝えあうという、スイス人特有のデートの仕方とも関係があるのかもしれません。また、スイスでは友人や家族に恋人を紹介することはとても重要なこと。日本では「恋人の両親に会う」というと一大イベントですが、スイスではもっと気軽に、もっと早い段階から家族ぐるみでのお付き合いが始まるようです。

 

 

ウズベキスタン

「女性に払わせるのは男性にとってもっとも恥ずかしいこと」

ウズベキスタンには割り勘という文化は一切ありません。カップルがレストランにご飯を食べに行くときやどこかに遊びに行くときは、男性が食事代から交通費まで全ての費用を負担するのが一般的。恋人にお金を払ってもらうというのは男性にとってもっとも恥ずかしいことであるようです。もともとウズベキスタンではお見合い結婚の風習があり、一部地域ではいまでも、誰かと付き合っていたことが知れてしまった女性はその後の結婚の可能性がとても低くなってしまうのだとか。恋愛結婚が一般的になってきた昨今でも、結婚するまでは夜遊びは厳禁。レストランや近くの公園でデートし、女性はできるだけ遅くならないうちに家に帰らなければいけません。結婚していない男女が生活を共にする「同棲」なんて、もちろんもってのほかです。

インタビューに応じてくれた留学生は、幼馴染に「これから彼女とデートをするから、誰かがこっちに来たら合図してくれ」と警備役を頼まれたことがあるといいます。幼馴染は相手の女性の家に着くと屋根に石を投げて合図をし、それに気付いた女性が忍び足でドアから出てくる。まるで映画のワンシーンのような秘密の逢瀬ですが、ウズベキスタンの地方ではそれほど珍しいことではないようです。

 

 

ミャンマー

「基本的には男性が全額払う。割り勘は好感度ガタ落ち?」

ミャンマーでは男性が払うのが一般的だそう。もし半分払ってよ、なんて男性がいれば、次からは会いません!なんて展開になってしまっても文句はいえません。ただし、男性が魅力的であり、かつ女性側が裕福な家庭の出身であれば女性が全額払うこともあるそうです。いずれにせよ、「会計を二人で割る」ということはほとんどしないようです。

 

 

その他の国々

韓国:割り勘は失礼な行為。

シンガポール:割り勘は一般的。

エジプト:基本的に男性が全額払う。女性がすこしでも出したら男性に対して失礼。

中国:基本的に男性が全額払う。

インド:基本的に男性が全額払う。

ベトナム:基本的に男性が全額払う。

ネパール:基本的に男性が全額払う。

日本:割り勘が増えてきている。

 

との調査結果が出ました!

日本では近年割り勘が増加傾向にありますが、世界では男性が払うことが一般的な国も多いようです。知らないとうっかり失礼を働いてしまうかもしれない「世界の会計ルール」。あなたの国ではどうしていますか?コメントお待ちしております!

 

 

(文・三橋 咲)