スイスグルメ紀行

そこは本当にハイジの世界!魅力いっぱいのスイスの食事情を、留学経験者がご紹介します。

(シュビーツ地方の1898mある山、Grosser Mythenの頂上にて。)

 

皆さん初めまして。

スイスに高校、大学と2度留学をしてしまったほど、スイスが大好きな関口智子です。

 

さて、スイスと言うと何が思い浮かぶでしょうか?

今日は、スイスの魅力を皆さんにも味わっていただきたく、少しお話しさせていただこうと思います。

 

「ハイジみたいな暮らしって本当?!」

これは、「スイスに留学した」と言ったら良く聞かれる質問の一つです。

率直に答えを言うと、半分当たっています。笑

(グリンデルワルトという街の山登りで見た景色。アルプス最高峰の一つであるアイガーが見られます。)

 

(アッペンツェル地方でのハイキングにて。)

 

大都市を離れ、アルプスに囲まれた地域に出ると、そこはもうハイジが住んでいるような景色が広がります。

カウベルと呼ばれる、牛の首元についているベルが鳴る音を聞くと、

「のどかだな〜」という言葉がこぼれるほどです

 

(写真:アッペンツェルという地方で行われている牛の山下りに遭遇!夏を山で過ごした牛たちが、雪が降る前に村に戻ってくるのです。)

 

一人あたりのチーズ消費量が20Kgとも言われるスイスもあって、チーズ農家も至るところで見受けられます。

ハイジが食べていたチーズ料理、皆さんは覚えているでしょうか?

パンに熱々のチーズをこれでもか、とかけて食べるあれです!

「ラクレット」と言って、スイスの伝統料理でもあるこのチーズ料理は、日本人にも人気です。チューリヒの町中にあるレストランでは、

毎日のように観光客で賑わっています。

 

チーズ料理、と言えばもうひとつ忘れてはいけないのが「チーズフォンデュ」です。

日本の居酒屋などで出てくるあれは、決してチーズフォンデュと呼んではいけません。笑

本場では、一般的には2種類チーズのミックスにワイン(またはキルシュと呼ばれるサクランボのお酒)を加え、パンを絡めて食べます。

他にチーズにつけるものは家庭によりますが、私が招待された際は、パイナップルを絡めて食べました!

最初は疑心暗鬼でしたが、思いの外とてもおいしかったです。

 

(友達の家で食べたチーズフォンデュ。普通のスーパーにもフォンデュチーズは数多く売られてますが、この日はチーズ屋さんでチーズを2種類買いミックスしました。具材はご覧の通りパンとパイナップルのみ!)

 

 

さて、食の話しが続いているので、次はチョコについてお話しします。

スイスは、ミルクチョコの発祥地であるのですが、ご存じだったでしょうか?

スイスのスーパーに行くと、チョコのコーナーが必ずと言って良いほどあり、常時30種類以上のチョコレートがあります。

季節によって期間限定の味やパッケージもあります。

パッケージを見るだけでも幸福を感じるので、スーパーに行ったら気付いたらチョココーナーに来ていたということもしばしばありました。笑

 

私のおすすめはCaillerのチョコ缶。缶のイラストがとてもかわいいのです。味はすべておいしいので、スイス訪問時には自分の好みを見つけてみてください^^

 

(お土産として人気なCaillerのチョコボックス

https://www.biz-nestle.ch/pro_fr/marques/souvenirs-boite-metal-napolitains-petite-fille.html,

https://www.cailler.ch/en/our-products/products/detail/cailler-souvenirs-metal-box-2-300g/ )

 

さて、スイスの人々は毎日何を食べているのでしょう?

朝に人気なのは、スイス発祥のMüesli(ミューズリー)と呼ばれるシリアルです。これに果物やナッツを加え、牛乳やヨーグルトをかけて食べるのです。

中でも、カフェなどででてくる“Birchermüsli(ビアヒャーミューズリー)“は、伝統のあるスイスの朝食で、リンゴとはちみつ、そしてレモン汁を加えます。

また、Zopf(ツォプフ)と呼ばれる三つ編みパンは、休日のパンとして知られています。土日になるとスーパーに出てくるパンですが、家で焼く家庭もあります。外はさくっと、中はふわふわのこのパンは、バターとジャムを塗って食べると最高においしく、休日にはもってこいなのです。

(写真:休日のパン、Zopf 

https://www.baeckerei-bohnenblust.ch/spezialitaeten/zoepfe )

 

 

(写真:定番朝ご飯であるBirchermüesli, 

http://www.myswitzerland.com/en/birchermueesli.html )

 

 

スイスの朝はとても早いです。小学校や中学校は7時台に始まるところも多くそのため朝は軽く済ます家庭が多いようです。一日の1回は温かい食事、つまり調理したものを食べます。家庭によって、昼休みに家族が戻ってこられる時には昼にゆっくりと、そうでない場合は夜に家族の時間を取ります。

小学生や中学生は、昼休みに一度家に帰る子どもが多く、日本のようにみんなそろって給食、という光景は目にしたことはありません。笑

また、チューリヒ大学時には、Mensa(メンザ)と呼ばれる食堂で食べたり、夏にはテイクアウトのパスタやサンドイッチを買って、チューリヒ湖の横で食べたりしていました。

スイスの夏は夜が長く22時頃まで太陽が出ていることもあるため、BBQやピクニック、外のテラスで食事など、アクティブに行動する人が多いです。日本人の私は、時間感覚がつかめず何時に夜ご飯を食べるべきか、長く悩みました。笑

 

(夏のチューリヒ湖)

 

基本的においしいものが多いですが、問題は物価です。ご存じの人もいると思いますが、スイスの物価はめちゃくちゃ高いです。マクドナルドでは、ハッピーセットが1000円程度するためにハッピーどころかアンハッピーです。笑 チューリヒは今年「世界で一番コーヒー1杯の値段が高い都市」としてもランク入りしました。

なので、私は留学中、普段は外食をすることはほとんどなく、自炊や、友達と自宅でご飯を共にすることが多かったです。スイスの方は、ホームパーティの形で友人を招待し、ご飯を振る舞ったり、共につくったりすることが一般的なようです。

 

もちろん、街中にはイタリアンを始めインドカレー屋、タイ料理屋、そして日本料理店もあります。一度しっかりとした日本食屋さんに連れて行ってもらったのですが、美味しいだけあってかなりの値段が付いていました。ラーメン1杯でも1000円以上するチューリヒで、外で日本食を味わう幸せは、最初の1ヶ月で諦めました。笑

 

ここで、私の忘れられない留学中の誕生日の話しをしたいと思います。この日は、友達が「イタリアンパーティーをしよう」と言って自宅に招いてくれました。イタリアンパーティーと言ってもぴんとこなかったのですが、行ってみると友達が家でつくった手作りソースを持参しており、4〜5種類のパスタソースが準備されていました。同時にラザニアやピザなどもあり、パスタをゆでては様々なソースで楽しみ、デザートにはティラミスが準備されていました!最初は、このようなパスタパーティーに驚きましたが、安くすむしいろんな味が楽しめるし、おなかもいっぱいになるので、学生ならではの、良いアイデアだと感じました。

 

また、スイスはキリスト教に即した伝統行事があるため、時期に合わせた特別なお菓子や料理があります。例えば、イースター(キリスト復活祭)に合わせ3月中旬頃からは、ウサギや卵形のチョコレートが売られはじめます。

(写真:イースターにいただいたウサギ型のチョコレート達)

 

 

秋口からは街中に“Heisse Maroni“ (熱い栗)と書かれたスタンドが並び、焼き栗の香ばしいにおいがします。クリスマスイブの4週間前からは街にクリスマスの雰囲気が流れはじめ、クリスマスマーケットではホットワインをのみ談笑する市民でいっぱいになります。

チューリヒのクリスマスについては、他の記事で書かせてもらったので興味のある方はどうぞ!

 

RETRIP「一度は見てみたい!チューリヒのクリスマス!」

https://retrip.jp/articles/73936/ 

 

今回は、料理を中心にスイス生活を振り返り記事を書かせていただきました。機会があれば、次はスイスのおすすめ観光地やスイスドイツ語の面白さについてお伝えできれば,と思います。

読んでくださって、ありがとうございます!

 

 

(文・関口智子)