タコスだけじゃないんです!メキシコ食文化

「メキシコ人って朝昼晩タコス食べて生きているんでしょ?」という言葉に対しては「そんなわけあるか!」と声を大にしてツッコみたい。精々毎日食べているくらいです。

みなさん、こんにちは。メキシコ大好き伊藤悠希です。

先日、外語祭でメキシコらしいタコスを食べることができて気分が上がっています。

今回、また機会を頂いて、再びここに記事を書くことになったので、タコスつながりで、メキシコの食について書いていきたいと思います。

 

「メキシコといえばタコス」。そう思う人も多いはず。ですが、「メキシコ人って朝昼晩タコス食べて生きているんでしょ?」という言葉に対しては「そんなわけあるか!」と声を大にしてツッコみたい。

日本人がスシ・サシミを毎食食べているわけではないのと同様に、メキシコの人々もタコスを毎食食べている訳ではないのです。精々毎日食べているくらいです。

 

じゃあタコス以外には何を食べているんだ、という話になるわけですが、人によってさまざまだと思います。ただ、タコス以外にもおいしいメキシコ料理はたくさんあります。ちなみに筆者が仲の良いメキシコ人の友人の家に一泊した時は、朝にチューブに入ったゼリーを吸い、昼にピザを食べ、夜にタコスを食べました。なんともアメリカンな食生活ですね。タコス以外のメキシコ料理はどこ行ったんだ。

 

「メキシコ 食文化」と調べてみると、オーソドックスなメキシコ料理の他にも、昆虫食の伝統が色濃く残っている、という話が出てくるのですが、メキシコシティでは、それに触れる機会はあまりありませんでした。一般的なお店で、虫料理を取り扱っているところはあまりなかったと思います。しかし、南部のオアハカ州のような、先住民文化が根強く残っているようなところだと、chapulinというイナゴの佃煮のようなものがよく袋詰めにされて売られていました。長野県民である父は見かけるたびにそれを買い、ビールのつまみにして食べていました。あの頃は、信じられないものを見ているかのような目でその光景を見ていましたが、時がたち大人になった今、食べてみたいような気もします。…やっぱり虫はいらないかな。

 

基本的においしいものが多いメキシコですが、虫料理は食べることに抵抗がある人が多いと思います。筆者もいまだに見た目で食わず嫌いをしてしまっているのですが、それ以上に個人的に嫌いなものが一つだけあります。それは、ココナッツキャンディという、ココナッツファイバーとココナッツミルクを砂糖で固めたようなお菓子です。メキシコの各地にあるサービスエリアのような場所で売られていて、筆者の父はそれを見かけるたびに買って食べていました。もともと、ココナッツ特有の甘ったるいにおいがあまり好きではなかったので、ココナッツキャンディもにおいから敬遠していたのですが、ある日、家族に勧められ、僕自身も食わず嫌いはよくないと思い、チャレンジしました。結論から言うと、食べなきゃ良かったと思いました。口に入れた瞬間に甘ったるい味とにおいが口の中に充満し、気持ち悪くなってしまったのです。さっさとかみ砕いて飲み込もうとしたのですが、非常に硬く、文字通り歯が立たない。そこで吐き出せばよかったものを、何を思ったのか飲み込もうとしてしまい、のどに詰まらせてしまいました。そこから先は阿鼻叫喚の地獄絵図でした。最終的になんとか吐き出すことができたのですが、それが軽くトラウマになってしまい、ココナッツのにおいをかぐとえずくようになってしまいました。ただ、筆者は嫌いですが、ココナッツ好きの人にはたまらないお菓子だと思うので、メキシコで見かけた人はぜひ食べてみてください。おいしいとおもいますよ。

今回はメキシコでの食生活などを紹介するつもりだったのですが、偏った部分だけをピックアップしてしまいました。また機会があれば、メキシコの正統派な食生活について話していきたいと思います。

とりあえず今回伝えたいことは、「食わず嫌いはよくない」ということです。自分の拙文を面白いと思っていただけたら幸いです。

 

(文・伊藤悠希)