“世界一複雑な迷路の町”フェズのメディナを探索!

現地の人でも全ての道を把握するのは不可能というほどなのがモロッコ・フェズにあるメディナ。決してずんずん進んで行ってはいけません。Goog○e Mapでも対応できない、迷宮から出られなくなってしまいます…!

 

 

イスラムの旧市街地“メディナ”は、どこも迷路のように複雑で、せまい道が入り組んでできています。そんな中でもとりわけ入り組んでいて、現地の人でも全ての道を把握するのは不可能なモロッコ・フェズにあるメディナ。

 

今回は現地のガイドさんにお願いして、そんな迷路を案内してもらいしました。

 

モロッコ第一の商業都市で空港もあるカサブランカから、国営バスCTMで6h(一人当たり100DH/約1000円)でフェズに到着しました。長距離バスでの移動は安くて助かりますが、いかんせん体力的には厳しい旅路です。バス停からホテルまではタクシーで(30DH/約300円)。フェズのCTMバス乗り場は新市街地にあり、旧市街地メディナまでは結構距離があるので地元のバスがタクシーを利用します。地元のバスは路線や乗り場がわかりにくくハードルが高いので、値段交渉さえできればタクシーの方がオススメです。

 

フェズのメディナ入り口

 

 

新市街地には有名なショッピングモールも

 

 

タクシーでホテルへ。フェズのホテルは最高のホスピタリティで私たちをもてなしてくれました。エアコンはありませんが部屋はとても可愛らしく、大阪出身のフィアンセがいるというお手伝いさんが上手な日本語を話します。あいにくの雨だったのでその日は外出せず、ホテルでタジン鍋料理を作ってもらいました。

 

ホテルの部屋とラウンジ

 

 

モロッコ料理、タジン鍋

 

 

翌日、現地のガイドさんを昨日のお手伝いさん経由でお願いしてさっそく迷路の中へ!(ガイド料、半日1人あたり90DH/約900円)

アラビア語、フランス語、スペイン語、英語、日本語、、、外大生もびっくりのマルチリンガルなガイドさんと水道

 

メディナにはいくつもの地区があり、それぞれの地区には水道、パンを作る場所、学校、モスク、ハマムの5つが必ずあるといいます。

各家庭で水が出るようになった地域では、共同の水道は使われなくなっているところもあるのだとか。

 

フェズのメディナは一番古いところで9世紀に作られたもの。ここで生まれたガイドさんでさえも全ての道は知らないということで、旅人だけで観光するのは不可能だと言われました。道中フィグやサボテンの実を食べつつ、くねくねしたせまい道を歩きます。果物はいずれもジューシーで美味しい!

 

もっとせまく、舗装されてない道も

 

 

金物屋さん

メディナで(モロッコで)写真を撮る際は、人のはっきり写っていない風景を撮るか、人を取りたい場合はきちんと許可を得ましょう。写真を撮られるのが好きでない人が多い上、代金を要求される場合があります。

 

 

お昼ご飯にクスクス。穀物のような見た目ですが、最古のパスタなのです

 

 

ガイドさんと一緒に染物屋、油屋、革物屋、絨毯屋を回りました。いずれの店員も観光客のためにマルチリンガルな方が多く、英語はもちろん日本語までできる方も。しかもみなさん商売上手!あの手この手で商品をアピールしてきます。これはもう仕方のないことですが、はじめに言われる価格はほぼ間違いなくかなりマシマシなので、自分が納得できる価格まで値段交渉しましょう。

 

染物屋と絨毯屋

 

あっという間のメディナ探索ですが、大いに価値ある時間を過ごすことができます。空気はくすぶっていていろんな匂いがする、人や馬やロバがせわしなく行き来する、所狭しとお店が並んでいる、そんな迷路には興味がつきません。どこか異世界に、文字通り迷い込んだような心持ちがしました。

 

ある地区のモスク。イスラム教徒以外は入ることはできません

 

いかがでしたでしょうか。とっても魅力的な町・フェズですが、決して自分たちだけでずんずん進んで行ってはいけません。

Goog○e Mapでも対応できない、フェズの迷宮から出られなくなってしまいます…!

 

(文・中山知香)