トランジットは香港で 喧騒とエネルギーの街を歩く

通過するだけじゃもったいない。乗り継ぎに便利な香港を、短い時間で味わい尽くす!

アジアを代表するハブ空港である香港国際空港。数々のエアラインが乗り入れ、2015年の年間乗降者数は約6,800万人にものぼりました。そんな大規模な香港国際空港、香港旅行にでかける人はもちろんのこと、乗り継ぎで利用する方も多いのではないでしょうか。この記事では、ミャンマーに行く際に香港でトランジットを経験した筆者が、限られた時間の中でも楽しめる同国のお散歩コースをご紹介します。

 

 

世界中の観光客を惹きつけてやまぬ、魅力溢れる街・香港。トランジットとはいえせっかく立ち寄るなら、おもいっきり楽しみたいですよね!

1. 街に出よう

 

今回わたしが利用したのは香港エクスプレス。香港を拠点に日本からは中国、韓国や東南アジア諸国への路線が充実していて、かつLCCなので値段もお手ごろ。学生にはありがたい存在です。

 

 

さて、香港国際空港に到着したら、さっそく街に繰り出しましょう。空港から市内中心部までの移動手段はいろいろありますが、おすすめはエアポートエクスプレス。バスに比べて若干割高ですが、遅れる心配がなく、香港駅や九龍駅まで最も早い約20〜25分でアクセスできるため、時間が限られているトランジット観光には最適です。

 

 

チケットは空港内カウンターで簡単に購入することができ、同日往復で買うと割引されます。駅ホームも空港直結なので乗車はものすごく簡単です。

手荷物が多い方は空港内の手荷物一時預かりサービスを利用しましょう。

 

 

わたしは今回「九龍駅」まで乗りました。

 

 

2. 「旺角」エリアで香港ローカルを覗き見

 

ビクトリアピークや大型ショッピングモールなど、観光客が集う名所は数あれど。せっかくだから、まずは香港の地元のひとたちが集まる場所に行ってみたい!そんな思いを胸に、九龍からMRTを乗り継いで向かったのは「旺角」(Mongkok)。

 

 

旺角にはインコやオウム、鳥かごや鳥用の餌など鳥に関するすべてが揃う一大マーケット「雀鳥花園」(通称バード・ガーデン)や色とりどりの生花が並ぶ華やかな「花墟道」(通称フラワーマーケットロード)など、地元民にも観光客にも人気の特色あるエリアが集結しています。今回は時間の都合上行くことができませんでしたが、金魚店が立ち並ぶ「通菜街 金魚ストリート」などもとてもユニーク。余裕のある方はぜひお散歩しにいってみてください。

 

 

今回わたしが旺角駅から目指したのは「ここにないものはない」と言われるほどありとあらゆるお店が揃ったにぎやかなエリア「花園街」(Fa Yuen Street)。道幅は広いはずなのに、せり出したたくさんの露店と行き交う大勢の人々によってまったくそう感じられません。

 

売り手買い手双方の声が威勢良く飛び交い、なんとも楽しい熱気に包まれています。

 

日用品から服飾雑貨、家具、おもちゃ、食べ物まで。本当にありとあらゆるものが販売されており、値段もリーズナブル。ちょっとしたおみやげも揃いますし、なにも買う気はなくとも、地元の人々の買い物風景を見ているだけでも十分楽しめること間違いなしです。

 

 

3. 「添好運」で腹ごしらえ

 

たくさん歩いておなかが減ったら、地元の人たちにも大人気の有名飲茶店「添好運」に行ってみましょう!ミシュラン一つ星を獲得しており、「世界一安いミシュラン」としても知られています。

 

 

観光客にも地元民にも人気の同店。行列必至ですが相席が常なのでお昼のピーク時を除けばそれほど長くは待ちません。(それでも一応、時間には余裕を見ておくことをおすすめします)

 

 

名物はなんと「チャーシュー入りメロンパン」。日本人にとってはおもわず聞き返してしまうような馴染みのないハイブリッド感ですが、さっそく注文してみました。

どーん。

日本でよく見かけるメロンパンとはすこし違う、香港式のメロンパンです。

 

 

香港ではメロンパンがとても愛されていて、街中のいたるところで厚切りバターを挟んだ香港式メロンパンの看板を見かけます。(香港式メロンパンについては、過去の記事で詳しく書いています:こちらから)

 

 

 

 

さて、気になるお味のほうですが…

 

 

メロンパンはできたてアツアツ。表面はさっくりとしながらも、中央がやわらかいので持つとほろりと崩れてしまいそう。食感は軽く、ひとくち食べると口の中にチャーシューがとろけ出します。

 

 

お、おいしい…

 

 

チャーシューはとてもよく煮込まれていて、お肉のかたまり、というよりはどちらかと言うと日本で見かけるチャーシューまんの中身のようです。あつあつとろとろ、ほろほろがいっぺんに味わえる、非常に贅沢な一品でした。さすがミシュランです。侮れない。

 

 

今回はこのほかにも中華風ちまき、春巻きをオーダーしてお会計は約800円前後。1人では食べきれなかったので相席した人とシェアしたのですが、それでも十分満腹になりました。コストパフォーマンスは抜群です。

 

 

「添幸運」は旺角以外にも市内数カ所、さらに旅行者にとってありがたいことに香港駅の駅ナカにも展開しているので、ぜひ本場の飲茶を楽しんでみてください!

 

 

4. ビクトリアハーバーをフェリーで渡る

お腹がいっぱいになったら、船に乗りましょう!

 

香港のオススメスポットを教えてください!と、かつて香港に住んでいた友人に頼んだところ、真っ先に出てきたのが「スターフェリー」。

 

香港のシンボル的存在で、非常にリーズナブルな価格でビクトリアハーバーを渡ることができます。

夜景で有名なビクトリアハーバーですが、青空を写した水面がなめらかに揺らめき、昼間でも十分きれいでした。

 

潮風に吹かれつつ、街歩きで疲れた足を休める船の旅。ほんの少しの時間ですが、とても癒されます。

 

 

さてさて、いかがだったでしょうか。

今回の旅程、所要時間は空港〜市内〜空港の移動をふくめ約5〜6時間ほど。空港のなかで過ごせばただの長い待ち時間ですが、一歩外に出れば見たこともない景色やグルメが迎えてくれます。

 

もちろん、香港の魅力はこんなものではありません。航空券を工夫して香港でじっくり1日過ごすもよし、香港旅行そのものを目的に1週間滞在してもよしです。あなたなりの香港の過ごし方を、ぜひ教えてください!

 

(文・三橋 咲)