夕日の映える港町~モーラミャイン~

美しい夕日のモーラミャイン。タンルウィン川、チャイタンランパゴダ、モスク、キリスト教会・・・ゆったり流れる時間と景観が素晴らしい。

前回の最後に書いたバスでチャイトーからおよそ4時間かけてモーラミャインに到着しました。すっかり暗くなってしまいましたがバイクでホテルまで向かいます。(なんで説明書という題をつけなかったかというと今回は本当に何を紹介するでもなくただの旅行記になってしまったからです・・・笑)

今回のホテルはagoda.comで予約しました。夜に着くのがわかっている場合飛び込みでホテルに行くのは危険です。(物理的にも金銭的にも・・・)決して安くなかったのですが悪くないホテルでした。湿度が高すぎてかび臭いことを除けば・・・。モーラミャインは雨が多い地域なので仕方ないのですが。

 

雰囲気はとってもリゾート。

翌日も出かけようという頃に土砂降り。ゴミ袋のようなレインコート(たしか20円くらい?)は買っていましたがさすがに部屋で待機しました。昼前にチェックアウトを済ませるとバイタクを呼んでくれたのでまずはモーラミャイン駅を目指します。

思っていたよりも巨大なモーラミャイン駅。古く懐かしい雰囲気の駅舎です。駅は軍施設に準ずるものなので撮影できないことが多いと地球の歩き方に書いてあったのですがそんなことはありませんでした。写真どころか事務所に入れてくれるという手厚い歓迎を受けました・・・笑。喉は乾いてないか、ご飯は食べたのか、どこに行くんだといろいろ気遣ってくれて本当にいい人でした。買った切符は19:30発、ヤンゴン翌朝5:00着の電車のものでした。これがチャイトーに着くのはおそらく1:00前後ですので、この電車を狙えばチャイトーからバスを逃してもヤンゴンに朝着くのは可能です。

タンルウィン川に接する通りのお店はだいたい川を見渡せるようになっています。

この川はミャンマーだけでなくタイ、中国とも繋がっている大きな川です。

 

とりあえずお昼ご飯を川沿いのお店で食べ、モスクや教会を見ながら街をぶらぶら。チャイタンランパゴダに行こうと思ったところで雲行きが怪しくなってきたので一旦川沿いの喫茶店に避難。と思ったが意外と降らないのでちょっと休んでチャイタンランパゴダへ。

立派なモスク

メインのパゴダは改修中でした。宮大工のような人がミャンマーにもいるみたいですね。

チャイタンランパゴダは少し高台にあるのでモーラミャインの街を一望できます。そんな街中に英領ビルマ時代に建設されたモーラミャイン刑務所がありました。

イギリス人作家ジョージオーウェルはかつてこのモーラミャインに警察官として赴任していました。その時のことを書いたショートエッセイにはこうあります。

 

”ひどい臭いの立ち込める監獄に詰め込まれた哀れな囚人、長期囚人の脅かされた灰色の顔、竹でぶたれた痛々しいお尻、これらは考えられない罪悪感として私を追い詰める。”

―ジョージ・オーウェル『象を撃つ』(訳・著者)

中央右にある放射状に並ぶ建物が刑務所。

植民地時代に建設されたという。

このひどい監獄はおそらくモーラミャイン刑務所のことです。『象を撃つ』は心情的にはビルマ側を支持したいがビルマ人には受け入れられず、支配者側としてもやりきれないというオーウェルの葛藤が描かれており非常におもしろい作品なのでぜひ読んでみてください。(短くて既に著作権も切れてる?ので調べればすぐ出てきます)

ところでこのモーラミャイン刑務所もすでに町外れに移転することが決定しており、あと数年もすればこの植民地時代に建設された中心部にある建物は役目を終えます。

チャイタンランパゴダのあとは島がまるごとパゴダになっているガウンセー島に行こうということで船着き場に行ったのですが、雨がぽつぽつと・・・。

「次はいつ来るの?」

「知らないよー」

「雨でも行けるの?」

「それはわからない」

なんなんだお前らは。年中そこにいるんじゃないのかよ・・・とツッコミを入れたかったのですが黙って待ちます。

 

あの島がガウンセー島。あまりにもこないもんだから泳いで行ってやろうかと。。。

一向に船が現れる気配がしないのでガウンセー島は諦めて市場に行きました笑。市場というよりはその横にあるモスクが目当てだったので用はすぐに済んだので、市場を軽く見た後はまたタンルウィン川沿いのレストランで早めの夕食。というのも夜行の発車時間が意外と近づいていたので・・・。

この時間から活気づく露店に名残惜しさを感じながらも、夕日だけはしっかりと見てモーラミャイン駅へと向かいます。

 

夕方になるとテントが出て露店が並びます。 

ヤンゴンからモーラミャインは途中下車したのもあって20000Kも取られたのに帰りは5500Kというのは何とも素晴らしい。

翌朝5時無事ヤンゴンについたのですがその後のタクシーでやられました。いやに連れまわされるので怪しいと思いましたが相場の遥か上を請求されるとは・・・。改めて気が引き締まりました。

それでもいろんなところを連れまわされたおかげで早朝のヤンゴンを見ることもできました!(ポジティブに・・・)

 

あまり「ずっとここいれるわ!」という言葉は発したくないのですがこの街は本当に居心地がよかったです。

ヤンゴンの雑踏の中にいたからか心が落ち着きました。

 

そんなヤンゴンの紹介すらできてないので次回もまたまたミャンマーですかね・・・。

お楽しみに・・・。

 

(文・郷原拓海)