徹底比較!英語圏ショートビジット

短期で英語圏に留学したい、でも全然情報がない…そんなあなたに!英語圏主要4か国へ行った実体験レポート

みなさんこんにちは。こちらの記事では、気になっている人も多いと思われる英語圏へのショートビジットについて、実際に行った人の体験談を元に4ヶ国5校を徹底比較します。

 

この夏に行くことを決めた人にも、冬や来年の夏に行こうかなと考えている人にも、かかった費用や準備を始めた時期、授業内容、反省点などなど参考になる情報が満載です!

これを読んだみなさんの長期休み、ひいては大学生活が、より有意義なものになれば嬉しいです。

 

さて今回体験レポートを紹介するのは、

 

・UCSD カリフォルニア大学サンディエゴ校(アメリカ)

・SOAS ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(イギリス)

・アイルランド国立コーク校(アイルランド)

・オークランド大学(ニュージーランド)

・エセックス大学(イギリス)

 

の5校です。

 

まずは、UCSD カリフォルニア大学サンディエゴ校から。

 

協力:スペイン語科2年 Sさん

 

・期間:2016年 2/1~2/29

・コース名:Conversation and Fluency

・準備開始:前年の11月頃から(米国ビザ取得準備のため)

・費用:約50万円(航空券除く。学費、保険、宿泊費、生活費、ビザ申請込み)

 

・宿泊施設:学校からバスで20分弱の場所にあるAnatolia Housingというルームシェア型アパートメント(無料のジムやプール、スパ付き)

 

・授業内容:初めのオリエンテーションでクラス分けテストを受け、レベルごとに分かれる。スピーキング能力の向上を目的としたプログラム

 

そのためディスカッション(文化的な題材の映像を観たりテキストを読んだ後に意見を言い合う)、個人やペアでのプレゼン(自分の興味内容について事業を起こすと想定しての企画提案など)、グループでのミニ劇発表(ある歴史的事実について調べ一人一役で演じる)などが主だった。

 

・課外活動:週に1回フィールドトリップがあり、クラスメイトと共にサンディエゴ観光ができた。授業は昼までなのでその後ビーチへ行ったりアウトレットへ行くことができる。土日を利用して国境を越えてメキシコへ行った。祝日で三連休になったときはスクールメイトの運転で砂漠へ行きキャンプをした。ルームメイトと金曜の夜から日曜の夜にかけてLAも旅した。行こうと思えば大抵どこへでも行けるが、バス移動はとにかく時間がかかるので団体であればUber(タクシー配車アプリ)の利用を勧める。

 

・日本人率:4割弱日本人。その他中国人、韓国人などアジア系が多め。

 

・良かった/楽しかった点:

私のクラスは多国籍だったので色々な国の友達ができた。(チリ、スイス、パナマ、韓国)

自然が美しい。ビーチで見る夕焼けや、砂漠で見る満天の星空の美しさは忘れられない。

授業が昼までなので1日の残り半分を有意義に使えた

さすがメキシコとの国境の街だけありスペイン語話者が多く、スペイン語科にとっては英語もスペイン語も学べるお得な環境。

留学生だけでなくアメリカ人の友達もできた。

日本語をほぼ話さなかったので英語力はスピーキングリスニング共に著しく向上した。

 

・悪かった/後悔した点:

物価が高い。大学内でもランチは平均10$する。量は多いので夕飯や翌日のランチに回せる。

Uberアプリをダウンロードしていかなかった。アメリカでやろうとすると少し面倒なので日本でやっておくべき。空港から宿泊先へ向かうのも、Uberを利用すればタクシー代の半分程度で済む

 

総括:1ヶ月のショートビジットは本当にあっという間で、1日も無駄にできないと感じた。

 

▼サンディエゴでの留学生活の様子 

2校目はSOAS ロンドン大学東洋アフリカ研究学院

 

協力:スペイン語科2年 Kさん

 

・期間:2015年 8/24~9/11

・コース名:IFCELS Summer Programme “Environment&Development”

・準備開始:4月中旬から徐々に。大学が開催する説明会に沿って

・費用:約55~60万円(航空券、学費、宿泊費、保険、生活費)+観光、お土産代

 

・宿泊施設:大学が提携している寮のひとつ、Dinwiddy House。キッチンは5,6人でシェア。ホームページには食器や調理器具は無い、掛け布団は別料金と書いてあって色々と不安だったが、行ってみたら全部あった。電子レンジもある。ただキッチンによっては不足しているものもあるので買い足して置いてくる感じで。

 

・授業内容:Environment&Developmentというコース名の通り、環境と開発について多角的に学ぶ、専門性の高い授業。開発理論や持続可能な発展について学び、ケーススタディもあった。(他にMediaやInternational Relations等のコースもある)

毎日次の授業に関連した内容の論文や書籍の一部(配られたテキストにある)を読んでくるという予習が課される。留学生のための先生ではなく、一般の大学教授が講義を行うため1回で完全に理解するのは難しい。そのため言語面での補足をするアシスタントの先生がもう1人付く。一コマ講義を聞き、次のアシスタントの先生の授業で「〇〇という理論はどういうものか」「〇〇についてどう考えるか」というディスカッションを行う。最終プレゼン(個人)有り。

 

・課外活動:第1週の終わりに課外授業でWetland Centreという湿地の生態系を保護している施設へ行った。またクラスに関係なく交流を深める機会として、パブナイトも開催された。

15時には授業が終わるので、その後はロンドン中を観光した。三連休にコッツウォルズやグリニッジなどの郊外へ行く人もいたが、私はロンドンを見つくすことにした。

ロンドンの大きな美術館や博物館(大英博物館やナショナルギャラリー、テートブリテン等)は無料で入ることができるので何度も行った。

バッキンガム宮殿にも入ったり、衛兵交代を見に行ったり、オペラ座の怪人を本場で観たりもした。

 

日本人率:高い。5割ほど。その他はドイツ、イタリア、トルコ、中国、韓国など様々。

 

・良かった/楽しかった点

今後深く学びたいと思っている分野を、概論程度とはいえ本格的に英語で学ぶことができた。

ロンドンというどこを取っても魅力的な街を好きなだけ思い切り観光できた。

自分の学びの姿勢がいかに受け身だったかを痛感できた。

 

・悪かった/後悔した点

クラスの日本人全体に言えることだが、英語がかなり堪能なイタリア人や高校までカナダに住んでいた帰国子女に引け目を感じ、あまり積極的に発言できなかった

寒かった。夏だからと高をくくっていったら8月~9月でも20℃を下回る日が。よく調べていきましょう。

日本人がかなり多く、日本語を使ってしまうことが多かった。

物価が高い。スーパーでも水、牛乳、パン、フルーツ以外の食品は日本の約2倍の値段。学食も高いのでベーグルとサラダを持参していた。

 

総括:短期間のショートビジットには無駄にできる時間なんてない。自分を成長させられる非常に濃密な時間、ぜひ有意義につかってほしい。

 

▼ロンドンでの留学生活の様子

3校目はアイルランド国立コーク校。

 

協力:スペイン語科2年 Nさん

 

・期間:2015 7/25~8/30

・コース名:General English

・準備開始:5月上旬から

・費用:航空券(滞在中のイギリス旅行費込)含め約40万円

・宿泊施設:ホームステイ

 

・授業内容:いろいろな国から来た生徒10-15人前後で構成されるクラスで、英語そのものやアイルランドの文化、生徒間で互いの国について英語で学ぶ

 

・課外活動:土日や放課後で十分観光できる。週に二回、放課後のアクティビティー(参加費無、自由参加)があった。土日は1日観光バスツアーがお手頃価格で楽しめる。

 

・日本人率:週にもよったが1クラスに数人-全体の半数ほど。外大生だけでなく他の大学の日本人学生も多かった

 

・良かった/楽しかった点:自然が素敵で、街の人も優しい、本当に素敵な国!とても治安がいいので、初めての海外で不安、という学生でも行きやすいはず。

 

・悪かった/後悔した点:家でも学校でも放課後でも、特に友達間での会話において、ちょっと英語の言い回しに自信がなくて発言をためらうことが多かった。もっと積極的に話せていれば、よりたくさんの素晴らしい友人たちに巡り会えていたのかなと後悔。

 

▼アイルランドでの留学生活の様子

4校目はオークランド大学。

 

協力:英語科2年 Mさん

 

・期間:2016 2/22~3/20

・コース名:Global English Plus 

・準備開始:手続き自体は11月頃。本格的な準備は2週間前頃から

・費用:全て含めて45〜50万

・宿泊施設:寮

 

・授業内容:文法のクラスとプレゼンのクラスがあり毎日1限,2限と2時間ずつあった

 

・課外活動:午前中に授業が終わるので午後は常にフリー

 

・日本人率:私が行った時期は運悪く(?)日本人率90%近くでした

 

・よかった/楽しかった点:外国人の友達がたくさんできたところ、英語を喋ることから逃げられないからそれなりに喋れるようになった、積極的に意見を言ったりわからないならわからないと伝えることを戸惑わなくなったこと

 

・悪かった/後悔した点:時期が悪く日本人率が高すぎたのでもう少し時期を早めにすればよかったなと思ったところ、お金をあまり持って行かず現地の生活がひもじくなったりもしたこと、寮があまり良くなくホームステイにすればよかったなと思ったこと

 

・アドバイス:現地で困らないために、下調べをしっかりしてから行きましょう。

 

▼ニュージーランドでの留学生活の様子


5校目はエセックス大学

協力:スペイン語科2年 Mさん

 

・2016 2/15~ 5週間

・コース名:ESSEX English Language Programme

・準備開始:夏休み明けすぐ頃

・費用:約75万(JASSOから奨学金として16万円給付されたため実質60万くらい)

・宿泊施設:寮

 

・授業内容:文法とリーディングが主だったが、ディスカッションも多かった

 

・課外活動:土日は毎週フリーだけどフリーなのは土日だけ

 

・日本人率:クラスにより様々。たまたま自分のクラスは外大生が集まっていた。

 

・良かった/楽しかった点:寮が楽しかった。一番安くて古いとこにしたため共有・協力しなければいけない事が多く、おしゃべりしたりトランプしたり飲んだり歌っ(てるのを聞いて)たり。コルチェスターの街は小さいけれど何でも揃っているし楽しいところでした!

 

・悪かった/後悔した点:もう少し早く土日が空いてるのがわかってればLCCでスコットランドに飛びたかった、長期留学(非英語圏)にい行った時に飛びます…

 

・この学校をおすすめする理由:ロンドンと違い、イギリスの田舎の自然感溢れるところ。リスや野ウサギが走り回ってるのどかな場所だけれど、スーパーは近くにあるからなんでも揃うし、ロンドンへも1時間で行ける立地にあること。イギリスで1番留学生率の高い大学なので色々な国の人と交流できること。

    

 

以上5校へのショートビジットレポートを見ると、ひと口に英語圏への短期留学と言っても、授業内容や周囲の環境などが全く異なることが想像できるかと思います。

 

この記事のタイトルには「比較」とありますが、様々な条件を前に比較検討し、何を優先するかを決めるのは自分自身です。自分が求めているものは何なのかをはっきりとさせた上で、その目的が最も達成できそうな場所を選ぶことがショートビジットを有意義なものにするために非常に重要だと考えます。

 

何よりも大切なのは個人の意識です。日本語を使わない、外国人の友達をたくさんつくる、積極的にその地の文化に触れる、帰国後にこの試験のスコアをどれだけ伸ばす等、目標を立てて過ごすのも良いかと思います。みなさんが大学生活をどのように送るかを考えるとき、ショートビジットという選択肢を考慮する上での参考となれば幸いです。

 

(文・煙山 佳奈)